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【  2015年07月  】 

雨の神様にお願い 前編

短編集 恋の卵

2015.07.01 (Wed)

  夏期講習が終わる頃、夕立が襲ってきた。 天気予報の嘘つき、傘なんて持ってきていない。 玄関で足を止め、どうしようかな? と悩んでいたけれど、ふと思いつく。 他の人たちのように濡れて帰るのもいいけれど、どうせなら少しだけ立ち寄りたい場所があった。 廊下を引き返して目的地に向かうと、そっと扉を押しあける。 人の気配がなくなった部室。 ガランとして静まり返り、ゼッケンやスコアボードが所在なげに置いてあ...全文を読む

雨の神様にお願い 後編

短編集 恋の卵

2015.07.02 (Thu)

  全然理由は違うけれど、仲間だと思ってしまった。 遠い人だとずっと思っていた太田君を、急に身近な存在に感じて戸惑ってしまう。 返す言葉が思いつかなくて、そのまま会話が途切れてしまう。 内心焦っていたら、ポツン、と太田君がつぶやいた。「受験終わったらさ、フリースロー対決しようぜ」 え? いきなりすぎて、私は目を見開くしかない。 パチクリと瞬きしながらその意味を飲み込めないでいると、へへっと悪戯っぽく...全文を読む

スターダスト・プリズム

詩集 よりそう翼

2015.07.04 (Sat)

 昼と夜が交わる世界を染めるその色彩は淡く薄い輝きのプリズム巡る 巡る 命の欠片草原に散る花びらは紅鎧をまとう女神は金の槍を天空にかざす悠久の時を越えた星々の声駆け抜ける銀のチャリオット生と死も 白と黒も互いを際立たせ 手をつなぎそれはまるで 背中合わせの相棒のように地に還り 空に向かい廻り 廻る 命の歯車朝の憂鬱 夜の微笑み泣いて産まれ 笑って滅びせめぎあい 相反するこの世界ありふれた出来事さえも...全文を読む

愛かもしれない

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2015.07.06 (Mon)

 振り向いてすぐ側にいてかたわらに寄り添いたいと狂おしく願う 恋する時を過ぎてこの世界であなたがあなたの愛する人と共に満ち足りた想いで微笑みながら生きてさえいればそれでいいなんて荒れた欺瞞ではなく静寂に似た想いに支配され不意に これは愛かもしれないと気付くのです...全文を読む

勘違い

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2015.07.07 (Tue)

 「勘違いしそうだからやめてほしいの」なんて逃げるための言葉を紡ぐその臆病な唇を指先でふさぎ眼差しだけで想いを告げたならやっぱり君は「勘違いしたくない」と僕からそっと目をそらすのだろうか?勘違いにされるほどあいまいな態度を取っているつもりはないと追い詰めたくなる僕こそ 君に愛されていると勘違いしそうなのに...全文を読む

ガムシャラBoy

詩集 よりそう翼

2015.07.08 (Wed)

 僕はここにいる電子の海の真ん中でささやかな声を頼りに君のいる砂浜を探して どこまでも彷徨うよガムシャラにあえいでも居場所がなくて拾い集めた感情をムシャムシャ食いつくすだけで残るのは手のひらに突き刺さる骨がいの残骸でいつしか 君に何を求めていたかもわからなくなるのさ方向転換なんて できないまま広い広い電子の海にこぎ出してそうさ めったやたらに突き進む航海なんて 後悔なんてそんなもの どこにあるの?方...全文を読む

あなたに空を……

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2015.07.10 (Fri)

 今 あなたの空は何色でしょうか?青く晴れ渡っているでしょうか?重い雲の鈍さが広がっているでしょうか?艶やかな雨粒が降り注いでいるでしょうか?それとも 細やかな雪の結晶に震えているでしょうか?遠いあなたの目に映るのは今のわたしが目にしている空とはまるで違いもしかしたら 時間だけでなく季節すら違いなぜかため息をこぼしてしまうような空を覆い隠す雲を見ているかもしれないけれど叶うのであれば 私を包み込むような...全文を読む

この夏が

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2015.07.14 (Tue)

 焼けつくような太陽がジリジリと肌を焼いて夏の匂いがジンジンと迫ってくるラムネ瓶の中できらめくビー玉出番が来たとばかりに虫取り網風に飛びそうな麦わら帽子真白な入道雲が青い空に焼き付いて黄色いヒマワリが太陽を追いかけているこれが俺だと叫んでいるような夏の太陽楽しめよ 感じろよなんて なんて 命じるような急きたてるような強い日差し待ってちょうだいと追いかけても一瞬たりとも待ってくれない暑い時間まぁ いい...全文を読む

ホップ・ステップ・ジャンプ♪

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2015.07.17 (Fri)

 前に進むのがなんだか怖くなって一歩 また一歩と ゆっくりゆっくり 歩いていたの小さな花や 頬をくすぐる風や垣根の隙間に消えて行った猫の尻尾やとてもやわらかな発見をしたけどそれがあんまり綺麗で優しいからその場に立ち止まって 動くことを忘れそうでほんの少しリズムをつけてほんの少し早足になってみようかなトントンと 軽く足踏みそのまま勢い付けてホップ・ステップ・ジャンプ♪うん これなら明日に向かって 飛び...全文を読む

ぐるんぐるん

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2015.07.18 (Sat)

 ぐるんぐるん同じ場所を回ってる気がするけどほんの少しづつ前に進んでいてさぐるんぐるん同じ景色を何度も見てる気がするけどほんの少しづつ鮮やかな色を拾い集めてさぐるんぐるん螺旋階段をのぼったときみたいに重い扉を思い切り押し開けてみたらとても綺麗な青空が僕を待っていたんだ白くて大きな入道雲陽光にキラキラしている青い海雲と空を包み込んでる大きな青空ぐるんぐるんしたのはきっと この綺麗な青に出会うためだった...全文を読む

早い話

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2015.07.19 (Sun)

 言葉なんて どんなにつくしても気持ちを丸ごと あらわすことができないし大切なことほど 言葉を尽くしても足りなくて 届かなくて もどかしくてしかたなくてどう言えば伝わるのかと言葉を探して 選んで 届けようとするけど結局のところ 子供みたいに簡単で 単純な言葉に行きついてしまうんだまったくもって 恥ずかしくて 言いにくくてやっぱり君の顔を見たら 黙るのが得策でもったいつけないでって プンプン 君は怒る...全文を読む

「催涙雨」

短編集 恋の卵

2015.07.21 (Tue)

 「今年の七夕は雨だったね」 年に一度だけの天にいる恋人たちの逢瀬は、翌朝まで降り続く雨で、笹の葉サラサラどころではなかった。 受験の成功をお願いしたけれど、空までちゃんと届く気がしない。 短冊に願いを書くなんて気休めで、日頃の勉強が重要ってわかっているけど、やっぱり運を味方につけたいって思ってしまう。「雨でも願い事は叶うのかな?」と私が独り言のようにつぶやくと、花崎君はクスリと笑った。 それはアレ...全文を読む

サヨナラBoy

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2015.07.23 (Thu)

 知っているわ「また来るよ」なんて嘘ばかり真っ青な空に 穏やかな海白い入道雲の下で パラソル広げてほんのいっときの休日を楽しんでいるだけひとりなら一緒にどう? なんてこの島で暮らす私に言ってどうするつもり?真夏のアバンチュールなんて幻想ジリジリ照りつける太陽に焼かれてしまえサヨナラ ボーイ私 あなたが思うほどお安くないのよ夏は始まったばかりなのに 君との別れは永遠...全文を読む

ぽよぽよ

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2015.07.24 (Fri)

 肩肘張って生きてる訳じゃないけどときどき力が抜けなくなってしまってなに 一人でシャカリキになって力いっぱい 頑張ってるんだろ?なんて なんて疑問に思ってしまうけどやっぱり 目を覚ましたらアレと コレと ソレと ドレも コレもやらないとものすごくダメな人になった気になっちゃうんだよねあ~あ なんてため息ついて紐の切れた風船みたいに青い空に向かって ぽよぽよと飛び立ちたいよ風の気まぐれで 空の彼方まで...全文を読む

夏の風

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2015.07.30 (Thu)

 元気にしてる?ちゃんと笑ってる?そう問いかけたら 「大丈夫」って微笑む人だけど別に泣いたっていいじゃないか拗ねたって 怒ったって へこたれたって等身大で生きてる 素直な君が一番だから大好きだよって 翼に綴り紙飛行機を 青い空に飛ばそうと思う夏の風が運び きっと君に届くだろう...全文を読む

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プロフィール

猫乃あお

Author:猫乃あお
はじめまして!
基本はほっこりで、自分ペースで楽しんでいます♪
恋愛・日常・友情などをテーマにした、オリジナル小説や詩も掲載しています。
著作権は放棄していません。
※無断転載・無断引用を固く禁じます。

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