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【  2014年10月  】 

破滅の姫 ~ mother 2 ~

Making Twilight

2014.10.01 (Wed)

  嫁いでから初めて出る城外。 そこに想定していた夜空は見えず、打ち捨てられて久しい小屋の中で軽く驚いた。 城からさほど離れていない場所なのは確かだろうが、壁がところどころ崩れ落ちている。 薄暗いさびれた様子の小屋は埃っぽいが、通路よりも冷えた空気に満ちていた。 そのまま小屋の扉を開けて外に出る。 なんとか役目をはたしているちょうつがいが、鈍い音を立てて闇にきしむ。 まだ暗い夜空が視界に広がると同時...全文を読む

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2014.10.02 (Thu)

 肩を並べている人との肩の高さの違いに気づきふとした瞬間 空を見上げる同じ道を歩いていても違う道を歩いているようにあなたの感じる幸せとわたしの感じる幸せはまるで違う価値観から成り立っていると自分だけの視界に満ちている青から痛いほど知りそれは少しだけ寂しかったりそれが少しだけ嬉しかったりこれほど側にいてもこの空の青さすらわかちあえないと相反するような感情に揺れてしまうけど違う高さの視点を持ち伝える言葉...全文を読む

ハッピーターン

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2014.10.03 (Fri)

 あなたとわたしどこか似ていてお互いに意識しすぎていつだって天邪鬼同じものを見て笑って同じものを聞いて喜んでいるのにふと目が合うとそっぽを向いてありえないぐらい不機嫌を装ってなぜだか臨戦態勢になってしまうのあなたのターンはいつも一撃わたしのターンはいつも連撃はじき返したくないのに気持ちを裏切る素直じゃない行動条件反射で繰り出す 口撃 攻撃勝っても負けても つのるイライラそろそろ降参してよそれとも降参...全文を読む

カフェオレ

短編集 恋の卵

2014.10.05 (Sun)

  朝の始まりはいつもミルク。 それは夜の飲み物だろって、あなたは肩をすくめるけれど。 やわらかい甘さがお腹に落ちて、ポッと芯から温まるような熱が緩やかに全身に広がっていく感じが好きなのだ。 ほっといて、なんてかわいくないセリフも、ミルクの甘さに溶けて消える。 低血圧で寝起きが悪いから、脳が覚醒するまでに時間がかかるだけなんだけどね。 朝の定番はこれだろって得意げにコーヒーミルを回すあなたを、ボーっ...全文を読む

「俺の心で爪とぎを」

Making Twilight

2014.10.07 (Tue)

 「ほんとにほんとに、朝から大変だったんですよ~もう少しここにいろよって、最愛の彼が私を引きとめるんです」 部長を上目遣いで見上げている彼女の必死の言い訳に、俺はコーヒーを吹きそうになった。 就業時間を過ぎてからのこのこ出社してきて、会社に遅刻した言い訳が、それか? 新人とはいえ、いい根性をしている。「君はその彼に引きとめられて、そして遅刻をしたのかね?」「いいえ! 泣く泣く彼に別れを告げて家を出た...全文を読む

「恋の逃避行」

短編集 恋の卵

2014.10.08 (Wed)

 「あ~もう、また補習かよ」 くしゃくしゃと染めた自分の髪をかき混ぜて、幸介君はいらだつように教科書を投げた。 まぁ、不機嫌になるのもわかる。 この一カ月、まじめに放課後は私と一緒に勉強していたのに。 報われないことってあるのだ。 会話もそれなりにあったけど、ほとんどが教科に関する話だ。 私の教え方に問題があるのかと、共に勉強した時間を思い返してみる。 要点をかいつまんで、集中的に教えたし、期末テスト...全文を読む

あなたへの熱

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2014.10.09 (Thu)

 ほんの少しふれた指先何でもない表情を作ってそっと手を引いて握りしめたけどお願いだから今は こっちを見ないでおかしいのよ 私心が風邪を引いたみたいにあなたへの熱で浮かされている...全文を読む

勝手な涙

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2014.10.11 (Sat)

 走って追いかけてきたのだって忘れ物を見つけたからで別に あなたのためなんかじゃない私が赤くなっていたとしても絶対に 絶対に 光の加減であなたの目が間違っているだけ早くどっか行っちゃえ行かないなら私が帰る明日でよかったのにってわかりきったことを言いながら不思議そうな顔をしているあなたに勝手な私の涙が 零れ落ちてしまいそうだよ...全文を読む

「繋ぎとめて」

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2014.10.12 (Sun)

 夢なんて見ない期待なんてしない背伸びはもっとしたくないなんて わがままな私だけどあなたは特別なことをしなくてもあたりまえの顔で笑ってくれるからどうか お願い言葉の鎖とその指先で このまま私を繋ぎ止めて膨らんでしまう想いがあなたへと向かう熱で熱気球みたいに 浮き上がりそう...全文を読む

心のファインダー

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2014.10.15 (Wed)

 きっかけなんて忘れたけれど出会いなんて ほんの偶然だけど今ではさりげなく側にいてあたりまえに言葉を交わしつまらない諍いもするけど気がつけば眼差しがぶつかるの私はあなたをあなたは私を怖いぐらいお互いの姿を心のファインダーに焼き付けているのね...全文を読む

熱視線

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2014.10.17 (Fri)

 「思ってもいないくせに」言われなくてもわかっているからそんなに呆れた顔をしないでほしい「大嫌い」なんて言ってしまうほどどこまでも嘘つきな私なのよ心を裏切るばかりの口は素直じゃないセリフしか知らなくてお願いかわいくない口を信じないで心の窓を大きく開き想いのたけを眼差しに乗せるから悲しいことも 嬉しいこともふたりで同じ時を過ごした証になるはずまばたきすら忘れて今も私 あなただけを見ている...全文を読む

秋の夜

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2014.10.18 (Sat)

 あなたと私一日の終わりに乾杯し肩を並べ夜空を見あげる冷たくなった風が頬をなで雲ひとつない明るい夜空を星が一つ 流れてゆく光る夜露もこぼれ落ち水面を波紋が彩るように私は揺れる静寂とはほどとおい私の鼓動声には出さないし目を合わせることもないけれどもう少しこのままでいて欲しいリンと リンリンと鼓膜を震わす虫の音が身体に染みて細く息を吐きながら三日月を見上げ手と手すらつながないのに眠りを忘れてあなたの温も...全文を読む

愛しているの

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2014.10.27 (Mon)

 愛しているのため息をひとつ落とすようなそんなさみしい夜があってもほんの少しだけ窓を開け吹き込む風に胸の内を吐き出して星の息吹を吸い込むのよ満ち満ちる空の声降り注ぐ光があふれて私を満たす夜の空気に微笑みと安らぎの朝を想う私 この世界のすべてを愛しているの...全文を読む

泣きたくなるのは間違いだ

Making Twilight

2014.10.28 (Tue)

  宅配便で、箱いっぱいのリンゴが届いた。 郷里を離れてからずっと続いている恒例だけど、思わず私は苦笑してしまう。 ほんと、親って仕方ないなぁ。 独り暮しなんだから、段ボール箱いっぱいに送られても困る。 職場の同僚にでもあげなさいって言われても、田舎のおすそわけ文化が会社で通用すると思っているところが、やっぱり地域の差なんだろうなぁ。 よかったらどうぞと持っていって何日も休憩室の机の上に残り、次第に...全文を読む

Happy Halloween

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2014.10.29 (Wed)

 Happy Halloween魔女の歌が流れてくるよカボチャの馬車に乗って夜の空へととびだそう青い星 揺れる木の葉 打ち寄せる波の音どこまでも続くこの世界キラキラ光るやすらぎの砂を眠りを忘れた人のまぶたにのせて夜空をかけるカボチャの馬車から愛の魔法をかけてあげましょう星の海を渡ってフクロウの翼を追いかけて集めた星屑をばらまきながらさざめくように笑いながら夜を渡るの風が魔女と陽気に歌うのはあふれ出る...全文を読む

黒猫と青猫のワルツ

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2014.10.30 (Thu)

 今宵は満月青い光が魔法に変わるねぇ ご主人あたしは従順な黒猫だけど添い寝だけがお気に入りじゃないの眠りの砂をまぶたにかけてあげる甘さにとろけるような夢を見てそのまま朝までおやすみなさい屋根裏部屋から抜け出すとひとつ大きな伸びをしてあたしは輝く月にミャオと鳴く今夜は特別なのよ月が魔法をかけるからふりそそぐ青い光に姿を変えるわ赤いリボンをふわりと結びふんわりレースのワンピースをまとう闇色のマントをなび...全文を読む

「Milky Way」

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2014.10.31 (Fri)

 透き通る夜があまりに綺麗で今から逃げるように翼を広げたさがすよ Wonder Landふりきるように羽ばたきながら道しるべもない星の川を越えてみたくて青く透き通った風に乗って引きとめた君の涙を小石に変えて胸に抱きどこまでも どこまでも遠く果てしなく どこかにある果てを求めて旅立つよ行き先なんてわからない求めるものもわからないただ 僕は僕自身を知るために星の川を越えることだけを願って翼を広げてあてもなく羽ば...全文を読む

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プロフィール

猫乃あお

Author:猫乃あお
はじめまして!
基本はほっこりで、自分ペースで楽しんでいます♪
恋愛・日常・友情などをテーマにした、オリジナル小説や詩も掲載しています。
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※無断転載・無断引用を固く禁じます。

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