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【  2014年09月  】 

人魚の歌

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2014.09.01 (Mon)

 私は歌う夜明けの歌をサンゴで飾った竪琴を細い指先でかきならす静かで暗い海の底緩やかに泳ぐ魚の群れは今も昔も変わらぬのに沈む命は増えてゆくのよ日が射せば見えるでしょう貝やサンゴで覆われる朽ちて崩れた難破船何艘も 何艘もとがった帆先を天へと伸ばし二度と覚めない夢を見ている魔の海域と誰が呼んだの?耳をふさいで 通り過ぎればいいだけなのにかつて海を渡った 誰かと誰か私の歌に惹き寄せられた愚か者たち血肉もす...全文を読む

夜の魔法

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2014.09.05 (Fri)

 なんだかひどく眠たくてなんとなく 寂しくてなんとなく もてあまして気持ちのまま ため息つかず早く寝てしまえばいいのにねあなたのことを思い出したりするの特別な話なんて何もないけどちょっぴり迷いながら今、何してる?なんて指先で聞いてみると突然なのに 電話をくれて普通の口調でなーんにもしてないあとは寝るだけなんて返ってくるからほっと ほっと 溜息ついて実は私もなんだってちょっとだけ素直になれてこんな時間...全文を読む

青猫パパのタンゴ♪

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2014.09.05 (Fri)

 一日が終わったよ君に会いに 早く帰ろう僕を待っている 愛しい笑顔いつだって どこにいたってピカピカと 辿るべき道を照らすんだ急ぎたいけど 急がないよ僕の愛情そのままの甘さで君のお腹を 満たしたいから寄り道 回り道なじみの店舗に向かう足取りは陽気で軽やかな タンゴのリズム笑う君をもっと笑顔にしたいけど笑う僕も見てほしいからこっそり自分の好物もかごの中に入れてしまうんだたまには泣いたり 怒ったりあきれ...全文を読む

電脳ウサギは夢を見る

Making Twilight

2014.09.09 (Tue)

 夢か現かわからないまま電波の海に飛び込んでどこまでも波をウェーブ昼も夜も関係なくて確かな喜びはつかめないけどひたすらに見えない光を追いかけて一瞬だって とどまらないのさどこまでも どこまでも好きと嫌いが交差する電脳世界おもしろいよ 楽しいよだけどちょっぴり息苦しくて独りでいるのがさみしいんだ夜明けはまだ遠いけどただいま 僕のフラワー君が現実世界に 僕をつなぎとめている夢か現かわからないほど雑多な夢...全文を読む

「迷子の秋」

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2014.09.09 (Tue)

 突き刺すような日差しと雲すらない真っ青な空これって痛い夏の陽の暑さそのまま今の季節を思い出そうとカレンダーを指で辿って感じる温度と差がありすぎるからため息一つこぼしてしまうねぇ 誰か迷子の秋 知りませんか?...全文を読む

秋になるとね

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2014.09.11 (Thu)

 秋になるとねお腹がすくよ不思議なんだけど大好きなものが増えてやたらとおなかがすくんだあれもこれもって気になってどれもこれもと食べてみてそれもこれも美味しいけれどどこか満たされなくてやたらとおなかがすくんだよ全部全部おいしくて手も口も動いてるのになにか違うってどうしてだろう?秋の夜長に何を食べればいいんだろう?もしかしてもしかして秋の味覚と一緒に君がくれる優しい物語ごとペロリと甘くたいらげたなら僕のお...全文を読む

今日を生きてる

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2014.09.14 (Sun)

 風が少しつめたくなったねいろんなことを思い出すけどさみしくなんてないのふりむくとね高くなった空が透き通ってこの風の先にあなたがいるって何の根拠もなく信じてしまうの指きりしましょ泣いても笑っても心はいつも側にいるわ私おかしいぐらい 今日を生きてる...全文を読む

ジジプラス 第1話

Making Twilight

2014.09.16 (Tue)

  回る回るメリーゴーランド。 風を感じるコーヒーカップ。 クルクルと移り変わる夢の世界。 夕暮れ時の風が長い髪をさらって頬をくすぐるから、私は思わず声をたてて笑ってしまった。 一度でいいから来てみたかったのだ。 同級生の子が楽しそうに語っていた遊園地に。 彼女たちからキラキラした瞳で教えてもらった夢の世界。 現実とは違う空気の中、私は今、自分の足で立っている。 打ち震えるぐらい嬉しいと言ったら、大...全文を読む

ジジプラス 第2話

Making Twilight

2014.09.17 (Wed)

  約束だとからめた小指の温かさはすぐに離れてしまい、私も午後の授業があるから政さんと別れるしかなくて、それが少し悲しかった。 初めての約束まで消えてしまいそうで、ひとりぼっちになった小指がさみしかった。 もちろん、消えた温かさと同じで、その約束が嘘でもよかった。 お父様もお母様も忙しくて約束なんて守られたことがないから、あの一瞬だけの温もりだと勝手に思っていた。 だけど翌日の昼に、政さんは公園で待...全文を読む

空に向かう

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2014.09.17 (Wed)

 秋の風が吹いて心までさらっていく気がした耳になじむ ありふれた挨拶みたいに小さな繰り返しほど大切なんだ今日の一歩は 私のためではなくてもちろん 誰かのためでもなくてただ 想いが解き放たれて湧き上がる微笑みが 空に向かう...全文を読む

ジジプラス 第3話

Making Twilight

2014.09.18 (Thu)

  大きな手がポンと私の頭をなでて、行くかと身を翻す。 さっそうと歩く政さんは足が速いから、少し小走りで付いていくことになったけど、角を回ったところで、ドン! とその背中にぶつかった。 いきなり立ち止まった政さんに、どうしたの? と問いかけようとしたけれど、すぐに理由はわかった。 観覧車へと続く道の途中に、初老の男が立っていた。 黒いロングジャケットに白い手袋。 正統派の英国風バトラーの出で立ちは、私...全文を読む

ジジプラス 最終話

Making Twilight

2014.09.19 (Fri)

 「今頃、おまえと拳を交える日が来るとはな」「それはこちらのセリフです。お嬢様を返していただきましょうか」「お嬢は物じゃねぇ。いい加減、気が付きやがれ」 自分の意思があるから大人の勝手を押し付けるんじゃねぇよ、と右の拳を突き出した政さんの背中を、私は思わず見つめてしまった。「いいか、お嬢の人生はお嬢のものだ。子供のうちしかできねぇことは、子供のころにやらなきゃいけねぇんだよ。な~にがお稽古に家庭教師...全文を読む

コスモス

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2014.09.23 (Tue)

 「コスモス」頼りないって誰が言ったの?叩きつける強い雨にも吹き荒れた強い風にもたおやかに揺れて受け流しポキリと折れたりしない薄く儚い花びらは意地悪な風に散ってもお日様の誘いがあれば蕾はすぐに花開くの気付かなかった?風に揺れるコスモスはどこまでも強いのよ...全文を読む

嘘つきピエロ

Making Twilight

2014.09.24 (Wed)

 あなたのそばには いつもあの子がいるのいつだって 私は後回しわがままなあの子の都合を最優先してかなえてあげるけどそれって友情?幼馴染って便利な言葉そんな簡単に使わないでよあの子が誰よりもあなたにあいされてるってことだよねもうやだなこのまま 泣いちゃおうかな告白されたときは嬉しかったけどいつだって三人になってしまうからまともにあなたと話せなくて別れ道で手を振りあってもあなたとあの子の背中を見送るばか...全文を読む

あき

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2014.09.26 (Fri)

 夏が終わったのジリジリと肌を焼かれる痛さも蒸し暑さに押し包まれる苦しさもそっと流してくれる夜の心地よさはどんなに寝ても飽きたりしないから夏の間はとにかくたくさん眠っていたの暑さを逃がす 静かな暗闇が心地いいから明けない夜はないって知っていたけど心をどこまでも空っぽにして眠っていたかったのでもね そろそろ秋が始まるよって鈴虫が涼しげな歌で教えてくれたからまるまった身体を伸ばしてゆるやかに背伸びをして...全文を読む

「Trick or treat」

詩集 ヤマアラシのジレンマ 4

2014.09.29 (Mon)

 軽いノックの音がする扉を開けて現れた魔女がとびきりの笑顔をみせて大切な君の声で繰り返す「Trick or treat! Trick or treat!」ようこそ 中へお入りよ魔女にぴったりのお菓子を特別に用意しているからねスパイスたっぷりのカレー風味香りが舌ではじけるペッパー風味身体を芯から温めるジンジャー風味ブランデーが欲しくなるビターチョコ風味癖になるのはベリィホットなトウガラシ風味一口かじればわかるだろう?スパイスクッ...全文を読む

破滅の姫 ~ mother 1 ~ 

Making Twilight

2014.09.30 (Tue)

  急がなくてはいけない。 私は産褥の疲れた身体を奮い立たせて、寝床をそっと抜け出した。 ともすればふらりと床に倒れそうになる。 心を裏切り力が入らない脚がふがいない。 唇をかみしめながらグッと床を踏みしめると、小さなかごの中からそっと赤子を抱きあげる。 生まれたばかりの小さな命に思わず顔がほころぶ。 ときどきピクリと動くものの、すやすやと眠っていた。 ふにゃふにゃとした頼りない存在だけど、確かに伝...全文を読む

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プロフィール

猫乃あお

Author:猫乃あお
はじめまして!
基本はほっこりで、自分ペースで楽しんでいます♪
恋愛・日常・友情などをテーマにした、オリジナル小説や詩も掲載しています。
著作権は放棄していません。
※無断転載・無断引用を固く禁じます。

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